ざくろ坂ロジェクト




雫石ざくろ坂プロジェクト
2011年12月の滝沢村に続き、今回の「ざくろ坂プロジェクト」は雫石町の物産
道の駅雫石あねっこが出店しました。
菜種油、雫石わさび、清酒しずくいし(新酒がでました!ご存知「廣喜」で仕込んだお酒です)、アスパラガス、肉厚しいたけ、豆ドレッシングなど。
[日時] 平成24年1月14日(土)11:00〜18:00、1月15日(日)11:00〜17:00 いずれも売り切れ次第終了

[場所] グランドプリンスホテル新高輪(港区高輪3-13-1(通称ざくろ坂スペース))

◎雫石まちのたね通信
  ■http://shizukuishi.machitane.net/
◎雫石物産オンラインショップいわてやま
  ■http://www.iwateyama.net/


   行ってきました!ざくろ坂

2012年1月14日 澤藤隆一

 「ざくろ坂プロジェクト」とは、東日本大震災によって、大きな試練に直面し、今私たちに出来ることは何か?と考えたノンフィクション作家の吉永みち子さんが、グランドプリンスホテル新高輪の一角にある5坪ほどのスペースに目を付けて、このスペースで被災地のものを売って、少しでも支援しようと思い立ったことから始まったそうです。都バスで品川駅へ通う道すがら、グランドプリンスホテル新高輪をいつも見ていた吉永さんは、被災地支援のために、プリンスホテルにお願いしてOKを貰い、「ざくろ坂プロジェクト」として呼び掛け人を集めました。岩見隆夫さん(政治評論家)、内館牧子さん(脚本家)、大澤孝征さん(弁護士)、小林幸子さん(歌手)、田部井淳子さん(登山家)、倍賞千恵子さん(女優)です。

吉永みち子さん
写真は、「ざくろ坂プロジェクト」等より転載

 こうして、東北の被災地で復興のために立ち上がろうとしている方々、地方で懸命にがんばっている方々、それを心から応援したいと思っている都会の人々とのヒューマンクロスとしてこの場所を役立てて行こう・・・グランドプリンスホテル新高輪のご協力を得て、“ざくろ坂プロジェクト”が誕生し、立ち上がりました。世話人や呼び掛け人の他に、たくさんの応援団が手を上げました。
 第1弾は2011年8月5日〜14日、福島県伊達市の片平ジャージー牧場が「まきばのジャージー」という美味しいジェラートを販売、歌手の小林幸子さんなども駆け付けて販売を手伝い、テレビも取り上げてフィーバーしました。片平さんは牧場の乳牛をジャージー種に入れ替え、水や牧草にも気を配り、店頭やネット販売を通じて人気を高めてきて、2010年にやっと大ブレイクしたところで、福島第一原発の事故が発生、実害と風評被害に苦しんでいました。懸命に頑張っている若い牧場経営者や農家を応援しよう、物品の販売だけではなく、現地での挑戦の実態を知り理解していただくため、安全確保の方法やそのための努力をパネル展示してお伝えしようと、「ざくろ坂プロジェクト」は取り組みました。
 ところで皆さんご存知ですか?JR品川駅は品川区ではなく港区高輪3丁目なんですよ。その品川駅高輪口(西口)から第一京浜を挟んで西に上る400mほどの坂道が“ざくろ坂”です。品川駅高輪口(西口)に降り立ち、見渡すと右側(北側)にはザ・プリンスホテルさくらタワー、高輪プリンスホテル(竹田宮邸跡)、こちらへ向かう坂道が「さくら坂」、正面真っ直ぐが“ざくろ坂”で、以前のホテルパシフィック東京、閉館して、現SHINAGAWA GOOSの白堊の建物(東久邇宮邸跡)、その奥にグランドプリンスホテル新高輪(旧北白川宮邸)、左側(南側)に品川プリンスホテル・ノースタワー、メインタワー、その奥にアネックスタワー、手前にイーストタワー、このプリンスホテルの敷地内を「いちょう坂」が通り、これを上って行くと水族館エプソンアクアスタジアムがあります。


グランドプリンスホテル新高輪の張り紙


この坂道の人通りは多い
5坪のスペースは北京料理 桃李[中国料理]の入り口の手前の右側にあります



上記の写真は「雫石まちのたね通信」に投稿されたもの、そろそろ灯りが欲しい時間帯


「山崎さん、よくおでんした」と雫石町役場の小林由美子さんが駆け寄る、その奥の青いハッピは世話人の吉永みち子さん
左端:プロジェクト事務局の大谷 正人さん
この日は在京雫石町友会から坂本已由会長、新里孝二副会長、高畑昭四郎事務局長も駆け付けて、ハッピ姿でお手伝い



雫石の寒締めほうれんそう、エリンギ、アスパラガス、しいたけなど、品物が良くて安い、一部はあっと言う間に売り切れ


応援団の色紙がズラリ、左から倍賞千恵子さん、小林幸子さん、田部井淳子さんなど


左から在京盛岡広域産業人会山崎重人幹事、佐々木康夫監事、深谷政光雫石町長、澤藤会長夫妻
佐々木康夫さんは「ざくろ坂プロジェクト」を在京盛岡広域産業人会会員に紹介し、広報に努めておられます
盛岡広域8市町村から滝沢村、雫石町とまだ2町村、残る市町村にも呼び掛けて行きたいと張り切っておられました
1月14日も夕方までお手伝い、15日も見えるとのことで、頭が下がります
深谷政光雫石町長は雫石プリンスホテルのマネージャーを勤められた方ですから、プリンスホテルOBです
もともとは八幡平市(旧松尾村)出身で、スキーの選手として全国大会で活躍し、早稲田大学に進みました
卒業後花巻商業高校(現在は高校野球で強豪の花巻東高校)の教諭を務め、6年後プリンスホテルからスカウトされました
その意味ではこの「ざくろ坂プロジェクト」には参加すべくして参加とも言えます
この日は14時で切り上げて雫石へとんぼ返りして夜の会合をこなし、翌日曜日はスキーと言っておられました
一緒に滑るのは、ここでは書きませんが、とっても偉い方々です、月月火水木金金、ご苦労様です


いろいろ買ってきました
純米酒はなぜか新聞紙の包装でした


   余談ですが。。。

■あきた美彩館
 岩手県のアンテナショップ『いわて銀河プラザ』は東銀座にあり賑わっていますが、秋田県産品ショップ&ダイニング『あきた美彩館』はプリンスホテルの敷地内を通る「いちょう坂」を上ったエプソン品川アクアスタジアムの向かい側にあります。住所は東京都港区高輪4丁目10-8 ウィング高輪WEST-III 1階です。「あきた美彩館」ではきりたんぽなどの名産品のほか、店内に全74席のダイニング空間が用意されています。秋田杉の間(16席)、かまくらの間(16席)、なまはげの間(8席)の3つの飲食空間と、テーブル席が用意されています。イベントも各種あり、たとえば毎月1日〜3日の3日間、恒例の「秋田地酒祭り」開催中です。ワンコイン500円で秋田の地酒飲み放題! 秋田の地酒の中から、あきた美彩館がセレクトした3種類(日替わり)おかわり自由!(セルフサービスとなっております) お隣の県なのでPRしちゃいました

■イタリアンジェラートの店 セレーネ
 エプソン品川アクアスタジアムの中に、「ざくろ坂プロジェクト」第1弾の、福島県伊達市の片平ジャージー牧場「まきばのジャージー」のお店『selene』が2012年1月14日オープンしました。イタリアンジェラートの店 セレーネ というキャッチですが、残念ながら福島県産の牛乳は使えず、山梨、長野のジャージー牛の牛乳から作っているそうです。いわば、「ざくろ坂プロジェクト」から誕生したお店ですから、佐々木康夫さんに連れられて、オープンのお花が飾り付けられたお店に行ってジェラートを購入して食べてきました。文句無く美味しいジェラートです!「ざくろ坂プロジェクト」のスタッフの方たちも応援に駆け付けておりました。TVカメラで撮影のスタッフの方たちも入っておりました。ざくろ坂と頻繁に往来する吉永みち子さんはもちろん、田部井淳子さんにもお会いしました。 



   ざくろ坂プロジェクト第5弾


左端:吉永みち子さんは販売に大活躍 山崎重人幹事撮影 2011年9月24日(土)

ざくろ坂プロジェクト 第5弾は、2011年9月24日(土)、25日(日)行われました。岩手県宮古市「カレー専門店『カリー亭』からカレーの販売」、「岩手まちなか産直 食拓」から野菜の販売が行われました。これについては「掲示板」でご案内しました。

カリー亭」は、宮古市で16 年前に障害者雇用の場として産声をあげ、地元では「日本一小さなレトルト工場」のカレーとしても定着し、多くのお客様に愛されていたお店です。岩手の食材にこだわり、評判の味を育ててきました。2010年からは、自社農園によるタマネギやニンニク、更にはトマトの栽培にも取り組んできましたが、震災により流失。店舗も深刻なダメージを受けました。「自分達の店を、自分達できれいにして、自分達の力で開店させたい」と従業員全員が頑張り、震災から20日後には営業を再開しました。
販売商品:岩手の骨付き鶏もも肉がそのまま1本入ったチキンカリーなど レトルトカレー各種\600〜\700

岩手まちなか産直 食拓」は盛岡市に本部を置きます。高齢化が進む農家は、被災前もインターネットなどの販路を開拓できず苦しい経営が続いていました。さらに追い討ちをかけて、震災により東北全般の農作物を忌避する根拠のない風評被害が加わって、これまでの販路すら失って収入が確保できない状況に見舞われています。
販売商品:八幡平のトマトやパプリカなどの野菜、奥州のこだわり卵を使ったチーズケーキやマヨネーズ、胆沢の自然米、盛岡の林檎 他

佐々木康夫監事は2011年9月24日(土)にざくろ坂に行きました。佐々木さんによると、「今回の出展は盛岡市役所東京事務所のご紹介により実現できました。吉永先生以下スタッフから感謝されています。盛岡広域産業のアンテナショップとして有効と思いますので、各行政の努力が望まれます」とのこと。
山崎重人幹事は2011年9月25日(日)に行き、上記の写真を撮ってくれました。郷土産の生鮮野菜などを購入してきたそうです。


   山崎重人幹事撮影 → PDF(クリック)

矢巾町・普代村観光物産展…いわて銀河プラザ2011年12月1〜2日
復興支援 ざくろ坂プロジェクト 第11弾 滝沢村…2011年12月17〜18日
雪銀河・盛岡広域 冬の観光と地酒フェア…いわて銀河プラザ2012年1月11〜12日
復興支援 ざくろ坂プロジェクト 第12弾 雫石町…2012年1月14〜15日


ざくろ坂プロジェクト2012年 3月末までの出店・販売品

第10弾  12月10〜11日 福島県喜多方市 喜多方のセレクトショップ 味噌・みそ漬け、喜多方ラーメン、ミード酒美録の森、山都そばの手打ち生そば、まめ、米など 喜多方各地より多数
第11弾 12月17〜18日 岩手県滝沢村 さつまいも「クイックスイート」、幻の高級りんご「はるか」、あきたこまち 新米(天日干し)など
第12弾 1月14〜15日 岩手県雫石町 雫石わさび、なたね油「菜の雫」、清酒しずくいし、肉厚しいたけ、豆ドレッシングなど
第13弾 1月21〜22日 岩手県陸前高田市 「味付けぽん酢柚子」、「和(やわらぎ)みそ」、御菓子司 木村屋の伝統菓子 など
第14弾 2月4〜5日 三陸地方 三陸産ワカメ、三陸産無添加とろろ昆布、三陸産春旬あみえび、「ふぢ奈み」の無添加甘納豆(全国菓子博覧会金賞受賞)、古川食品の「しそ巻き」
第15弾 2月11〜12日 宮城県 仙台市若林区の「HIROガラス工房」のガラス彫刻品、「ふぢ奈み」の無添加甘納豆(全国菓子博覧会金賞受賞)、「味匠 ささ圭」の福興笹かまぼこ
第16弾 2月18〜19日 岩手県陸前高田市 御菓子司 木村屋の伝統菓子
第17弾 2月25〜26日 宮城県南三陸町 「銀洋丸の漁師 佐藤長治」のわかめ、「さかなのみうら」の志津川名産タコ、「パティスリーくりこ」の絆ロールなど
第18弾 3月 3〜 4日 宮城県気仙沼市 「斉隆商店」「コヤマ菓子店」のお菓子など
第19弾 3月10〜11日 岩手県陸前高田市 第2弾8月20〜21日に続き、老舗菓子店「菅久」が甘食、マドレーヌなどで再出店
第20弾 3月17〜18日 福島県南相馬市 「菅野漬物食品」のみそ漬けなど
第21弾 3月24〜25日 宮城県亘理町 「亘理町」のいちご、海産物など


ざくろ坂プロジェクトはこれでケジメをつけることになりました



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