在京盛岡広域産業人会 会員現地視察会のお知らせ→そして報告




 1日目盛岡駅出発  盛岡セイコー工業(雫石) 三千里雫石で冷麺 滝沢村へ〜南部曲り家と馬 鰍竄ワびこ(滝沢村)
岩手県立大学(滝沢村) 松ぼっくりでアイス(雫石) 雫石町の紹介 網張温泉国民休暇村(雫石) 網張宴会
2日目出発記念写真  WH広宮沢〜矢巾駅  岩手医科大学(矢巾) 矢巾町歴史民俗資料館 道の駅紫波でひっつみ
紫波フルーツパークワイン 大渕工業団地(紫波) 鞄喧kTKR(紫波) 紫波中央駅前開発オガール 月の輪酒造店(紫波)


 私たちのふるさと、盛岡広域8市町村:盛岡市、八幡平市、雫石町、葛巻町、岩手町、滝沢村、紫波町、矢巾町は、2009年11月11日在京盛岡広域産業人会を設立し、会員相互の親睦と郷土の産業振興に寄与することを目的に、現在首都圏を中心に約160人の会員が入会しています。この在京盛岡広域産業人会の役員が、まずは現地視察をすべきだとの趣旨で、7月2日(金)、3日(土)の2日間、北部地区視察(盛岡市、八幡平市、岩手町、葛巻町)を行いました。

       2010年7月の役員現地視察会(北部4市町)の模様は → コチラをご覧下さい

 今回は引き続き、会員対象に10月8日(金)、9日(土)の2日間、先着30名様限りの南部地区視察(雫石町、滝沢村、紫波町、矢巾町)を行いました。

       
お申込みは → コチラ(Word)

盛岡広域8市町村には葛巻町以外あり 盛岡市岩山の啄木の丘 盛岡広域タウン情報をご覧下さい


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在京盛岡広域産業人会会員現地視察会開催内容決定、募集開始! ***********
 在京盛岡広域産業人会の今年度の新事業「現地視察プロジェクト」の、会員向け視察会の視察ルートが決定しました。
 今回の会員向け視察会は,10月8日(金)から9日(土)までの1泊2日の日程で盛岡広域南部の4町村(雫石町、滝沢村、紫波町、矢巾町)の産業施設,誘致企業の見学のほか,観光や物産も含めた盛りだくさんの内容です。

       
行程の詳細は → コチラ(pdf)をご覧下さい

 
1日目は滝沢村から雫石町を回りますが、見どころは雫石町の誘致企業、盛岡セイコー工業鰍フ「雫石高級時計工房」。国内唯一、手作りで高級時計を一貫生産している工房で、匠の技を持つ技能士の中には“現代の名工”もいらっしゃるとか。また、雫石高級時計工房でしか売っていないオリジナルモデルがあるそうですので、お土産にはちょっと厳しいお値段かもしれませんが、興味のある方もない方も一見の価値あり!です。
 宿泊は岩手山の麓の
網張温泉国民休暇村です。千年の歴史を誇る網張温泉は、諸病に効くといういわれがあり、湯治のために温泉に至る険しい山道を登ってくるほどであったとのこと。お食事は極力地元のものを使い、旬と鮮度にこだわりあり。また、各市町村からはそれぞれの地元の地酒やワインの差し入れがあるようで、こちらも楽しみです。

 
2日目は雫石町から矢巾町へ抜け、紫波町を回ります。見どころは、明治19年創業の酒蔵「月の輪酒造店」。日本最大の杜氏集団「南部杜氏」の伝統の酒造りを継承しつつ、新たな素材やジャンルにチャレンジしている月の輪のお酒は、国内のみならず海外にも輸出され、ファンも多くいらっしゃいます。伝統と革新、そんなお話を5年前に杜氏となった横澤裕子さんから聞けるかもしれません。

 さて、今回の会員現地視察会の概要は以下のとおりです。
【日 程】 平成22年10月8日(金)10:10盛岡駅西口バスロータリー集合〜〜〜〜10月9日(土)17:00盛岡駅西口にて解散
【費 用】 宿泊費(2食付) 11,000円(若干前後する場合があります)
      昼食費(2日分)  2,000円(1,000円×2回)
      その他実費(盛岡までの交通費、お土産、飲み物などの自己負担分)
       ※現地での移動は自治体のバス(無料)を準備しております。
【募集対象】 在京盛岡広域産業人会会員、会員の同行者
【募集定員】 30名(限定,先着順)
【申込締切】 平成22年9月17日(金)まで(ただし定員に達し次第、締め切ります)
【申込方法】 お名前・ご住所・連絡先・電話番号(携帯可)・性別・会員か同行者かの別をメールまたは添付の申込書にご記載の上、下記アドレスまたはファクスあてに、送信していただけますようお願いいたします。
        E-mail: kigyou@city.morioka.iwate.jp
        FAX:019−604−1717
 この視察プロジェクトは、ふるさとの産業や企業誘致の現状を知るために開催されますが、いわての秋の味覚、地酒、温泉などなど、観光旅行としても充分楽しめる内容となっており、しかも宿泊費、昼食費は
産業人会価格ですので大変お得です。また今回は連休の初めの日に当たっていますので、解散後さらに県内に足を伸ばしてみるのもいいかもしれませんね。

 それでは、会員の皆さまのご参加をお待ちしております!!


 10月8日(金) 1日目
 東京駅発7時30分はやて・こまち3号--->8:02大宮駅発--->10:02盛岡駅着
 盛岡駅西口のマリオス前バス・ロータリーに集合、10:15出発〜〜〜滝沢村経由国道46号線を雫石町へ

盛岡駅北側から西口バス乗り場に向かう連絡通路:さんさ小道 マリオス20F展望台から見た岩手山


 盛岡セイコー工業蒲l(雫石町)訪問
 盛岡セイコー工業様は、国道46号線沿い、小岩井農場が右、つなぎ温泉が左の「繋十文字」のチョット手前にあります。岩手県誘致企業第1号として、岩手の産業を牽引され、今年、創立40周年を迎えました。特に、人材育成においては、「現代の名工」を2人も輩出されております。その技術を受け継ぐ社員たちの手による、世界に誇る素晴しい時計を見せていただきました。
【盛岡セイコー工業梶zhttp://www.morioka-seiko.co.jp/


森の中の素晴らしく美しい工場でした。エントランスに横付けした滝沢村の新車のバス 高級時計の説明を受ける 「お買い求め下さい、280万円ですけど…」

何を見ているの?


【雫石高級時計工房】https://www.morioka-seiko.co.jp/


  ■昼食…三千里雫石ドライブイン
 焼肉、冷麺で有名な「三千里」ですが、盛岡セイコー工業すぐ近くの国道46号線に面した「三千里雫石ドライブイン」で盛岡冷麺セットを頂きます。2009年12月23日に店舗を新装オープンしました。それまでは、いかにもドライブインという風情の店でしたが、洒落た雰囲気の店になり、駐車場も広く、前よりも入りやすくなりました。当然店が新しいので、清潔で明るい店内です。「繋十文字」の界隈は、焼肉や冷麺、蕎麦の店が多く、激戦区ですが、地元の人たちから長く「三千里雫石ドライブイン」が愛されて来たのは、やはり味と値段のリーズナブルな点にあるのでしょう。冷麺はマルメンで、麺については硬さ、太さなど食感に個人差があるのでなんとも言えませんが、地元の家族連れに大人気なのはスープの味のようです。麺、スープ、キムチ全てが手作りであることにこだわった冷麺です。辛さは別辛、並、中、特の4段階ありますが、他店と比べるとマイルドな辛さで、全体的に辛さが控えめな感じと言われています。

三千里の盛岡冷麺、おいしかった(^_^) 三千里・雫石店の外観


ぴょんぴょん舎のロゴ

盛岡市稲荷町本店

盛岡手づくり村冷麺工房

 なお盛岡冷麺で有名な「ぴょんぴょん舎」、今や盛岡周辺各地や、仙台、東京・銀座、川崎、埼玉・新三郷などに多数の店を構え、盛岡冷麺やじゃじゃ麺の名前を有名にしたお店の一つですが、「繋十文字」からつなぎ温泉方面に向かってすぐの盛岡手づくり村内にある冷麺工房は、麺、スープ及びキムチの製造工場です。常時製造工程を見学できる施設となっています。施設内の体験工房では、盛岡冷麺の生地づくりから盛付けを体験、試食することができます。工房内にあるアートギャラリーでは、県内作家等の作品を常時紹介しています。10月9日(土)〜10月11日(月)には、ここで盛岡手づくり村「いわてもりおか食文化フェア2010」が開かれます。ぴょんぴょん舎の盛岡冷麺を味わいにお出かけ下さい→ホームページ


 福田パン

 なお盛岡手づくり村「いわてもりおか食文化フェア2010」では、「岩手県立大学発オリジナル福田パン」が販売されます。福田パンは本店が盛岡市長田町、矢巾町広宮沢に工場があり、そのパンは盛岡周辺の人々に愛されています。盛岡は“麺”の街であり、蕎麦、ラーメン、冷麺、じゃじゃ麺など麺には数々ありますが、ナント!中華麺の消費量は日本一なのです。スーパーで中華麺だけが大袋で各種売られている光景は盛岡の人たちには普通でしょうが、全国的には極めて異例なのです。しかし、盛岡は麺だけの街ではない!と立ち上がったのが、岩手県立大学総合政策学部に通う小井田ゼミの学生たち。全国にはまだまだ福田パンが伝わりきれていない、福田パンを全国に発信して行かなくてはいけない、その合間に、盛岡や岩手県のことも少しずつ伝えて行かなければいけない、という趣旨で、「岩手県立大学発オリジナル福田パン」に取り組んでいるのです。
 福田パンの商品は盛岡市近郊のスーパーマーケットやコンビニエンスストア、学校の購買などでも購入できますが、本店で購入する醍醐味は本店でのみ行われている独自の「対面販売」スタイルです。アイスクリーム店のようにカウンターに並んだ数々の具の中から、客がその場で好みの具を選び、目の前で店員が具を塗って手渡します。その独特の対面販売もさることながら、豊富な種類から具選びを楽しめることから、現在では「市民食」として盛岡市民に広く認知されています。福田パンは、50年程前に岩手大学の売店で販売を始めたのがきっかけ。パンの大きさは『お金のない学生にも、1個のパンと牛乳でお腹いっぱいになるように』と創業者の先々代が考案したものが学生さんたちに喜ばれたそうです。当時から今も変らない大きさと飽きのこないシンプルな風味が人気の秘密のようです。

 ■雫石町から「チャグチャグ馬コの里」滝沢村へ
 「三千里雫石ドライブイン」で昼食後、国道46号線を東へ、滝沢村方面へ向かいます。コースは、盛岡西リサーチパーク 〜 南部曲り家 〜 蒼前神社 〜 潟~クニ盛岡工場 〜 牧野住宅地造成地 です。
 「三千里雫石ドライブイン」のある雫石町板橋から坂を下って、また上りかけた仁沢瀬というところに「安曇野」という蕎麦屋さんがあり(何故ソバの本場に信州の名前を冠した店があるのか理解に苦しみますが、味は結構いけるので昼時は混んでいます)、その隣が潟~クニ大釜工場です。ガス立ち消え安全装置マグネットユニット、電子基板、ポジションセンサ、ステッピングモータ、各種電磁弁を生産しています。クリーンルームも備えた工場です。

  

←写真の左側が国道46号線、仁沢瀬という名前の通り、窪んだ谷になっています。写真の上方方向が雫石、小岩井農場で、上り坂の終わった平地右手に「三千里」があります。下方が盛岡方面で、東北自動車道盛岡インターの隣がイオン・ショッピングセンター。ミクニ大釜工場の右側に見える道を上方方向に行くと、盛岡西リサーチパーク、ローソンへの配送を担う菱食などがあります。その道の右手、斜め右に通っているのが秋田新幹線「こまち」の線路です。

潟~クニ大釜工場 潟~クニ盛岡工場

潟~クニ盛岡工場は滝沢村滝沢にあり、ガス立ち消え安全装置、各種ポンプ、各種電磁弁、電子制御アクチュエータ、暖房機、加湿器、健康機器等の開発・製造を行っています。バス車窓からの見学となります。なお潟~クニの本社は東京メトロ・末広町駅交差点にあり、ビルが二つあります。アキバオタクである澤藤会長が、しょっちゅう通うところです。


毎年6月第2土曜日のチャグチャグ馬コ 滝沢村蒼前神社〜盛岡市八幡神社

南部の馬はサラブレッドのようなスマートな馬ではなく、いかにも力が強そうな足が太くて短い馬です。軍馬としても活躍しました。

滝沢村の南部曲り家

茅葺屋根の改修には今や近隣に職人が居らず、青森のほうから来てもらうとのこと。この家の屋根の改修には4千万円ほどかかるそうです。滝沢村観光協会の藤倉会長が実際にお住まいです。

曲り家内の馬車 曲り家内の馬そり

 南部曲り家は、農耕用の馬と人が同じ屋根の下で暮らした家です。写真の右側が馬の居住スペース、左側が人間の住むスペース、その間のL字の要部分は土間となっていて、ここで冬などは縄をなったり、餅をついたりという作業をしました。馬力という言葉があるように、馬というのはすごい力、すなわち馬鹿力がありますから、春の田起こし、いろいろな材料や収穫物を馬車で運搬したり、農作業の無い冬には、山から燃料にする木材を馬橇で運ぶなど、内燃機関の無い時代には大変活躍しました。ちなみに何故この地方で冬に薪用の木を山から切り出したかと言いますと、@冬は農作業ができないからA冬は木や草が枯れて、木を運び出しやすいB山の斜面に雪が積もり、切って枝を落とした丸太を滑り落とせる、すなわち冬の男の仕事としては絶好の作業だったのです。ちなみにこうして切り出した丸太を馬橇で運び、ノコギリで短尺に切って、マサカリで割りました。これを家の軒下に、隙間無く積み上げて乾燥し、翌年の燃料としたのです。
 馬の無い家では馬を借りました。今のレンタカーが当時はレンタホースだったんですネ(^_^) すなわち馬を飼っている家にとっては貴重な収入源でもありました。したがって馬というのは資産でもあり、馬を担保にお金も借りられましたから、馬というのはとても大事なものでした。それ故家族同様に同じ屋根の下で暮らしたのです。馬を売買するのは立派な職業でした。牛馬などの家畜商を業とする人物のことを馬喰(博労、伯楽とも書く);ばくろと言いました。発音としては「バクロウ」と聞こえました。力の強い牛馬を扱うため、カウボーイのような面があり、また高価な商品だけに売買には卓越した交渉力が必要でした。ですから馬喰というのは金を持っていて口がうまく、力も強い、どうしても女にもてるため、遊び人のように見える一面もあったようです。

 ■滝沢村誘致企業見学
 鰍竄ワびこ盛岡工場(滝沢村滝沢字巣子10-2)訪問
 株式会社 やまびこ は2009年10月1日に完全子会社である株式会社共立および新ダイワ工業株式会社を吸収合併し、KIORITZ・shindaiwa・ECHOの3ブランドを持つチェンソー、刈払機、パワーブロワーなど、小型エンジンを搭載した屋外作業機械事業、KIORITZブランドの農業用管理機械事業、shindaiwaブランドで展開するエンジン発電機・溶接機の産業機械事業を三本柱とする事業会社として、新体制をスタートしました。盛岡工場は1967(昭和42年)葛、立盛岡工場として設置されました。「やまびこ」とは山の神様のことです。両社の主力製品がもともと山林育成のための機械として発祥したことから、山の神様に事業の発展を誓い、その名を社名に掲げました。
 円高によって製造を米国に主軸を移している面もあり、日本の地方にある工場の製造を海外へ移していこうというのは、この為替状況では、企業の生き残りのために致し方のない面があります。しかし株式会社 やまびこ も心がけているように、海外の工場ではできないもの、コスト競争力の実現などで、是非国内雇用の維持、増大に努力して頂きたいものです。

鰍竄ワびこ盛岡工場の航空写真

製造ライン やまびこ製品の説明を受ける

工場長が説明してくれました


 岩手県立大学見学(滝沢村)
 岩手県立大学(滝沢村IPUイノベーションセンター) 滝沢村産業支援施設、産業用地整備計画地の見学
 2010年7月6日(火)東京・九段下のホテルグランドパレスで開かれた在京盛岡広域産業人会第2回総会では、基調講演に、岩手県立大学の中村慶久学長の「岩手県立大学における社会貢献」というお話を頂きました。また「岩手県立大学での組込みソフト技術者の育成と即戦力となる企業人」というテーマで、岩手県立大学地域連携本部曽我正和教授(組込技術研究所 所長)にもお話を頂きました。

緑にあふれたキャンパス
 地域連携本部は、産学連携、地域連携に関する学内外に関わる業務を実施しております。
 岩手県立大学IT産業集積構想では、大学の人材育成能力と研究開発機能を柱に、大学周辺に県内外からのIT関連企業の集積を進めることとしており、平成21年5月には、滝沢村が国の補助金を導入して、地域連携センター敷地内の岩手県畜産研究所境界防風林側に「滝沢村IPUイノベーションセンター」を建設、開所しました。
 本施設は、岩手県立大学のIT産業集積構想の新事業開発センターに相当する拠点施設であり、また、企業立地促進法に基づき滝沢村ほかの盛岡広域市町村と県が連名で国に申請した盛岡広域地域産業活性化基本計画において推進する組込みソフトとIT・システム関連産業の立地集積施設に位置づけられております。
 右写真の滝沢村IPUイノベーションセンター(床面積1,087u、オフィス12室、 会議室1室、談話室1室ほか)は、企業中心の産学連携の場、地域連携センターは大学中心の産学連携及び地域連携の場として、相互に連携して活動しており、両センターを中核とし、周辺を滝沢村IPUイノベーションパークとすべく整備が進められております。
 ここには滝沢村の柳村典秀村長、松川副村長、中道経済産業部長、および岩手県立大学豊島正幸地域連携センター長、岸本輝昭教授、曽我正和教授ほかIPUの方々が出迎えられ、懇談いたしました。


滝沢村IPUイノベーションセンター

岩手県立大学岸本輝昭教授の説明を受けた


 ■滝沢村から雫石町への移動の過程で雄大な自然に触れ・・・

 再び滝沢村から雫石町へ。巣子から日本最大級の民間牧場:小岩井農場を通り、真っ直ぐ北上すれば岩手山麓原生林に突入しますが、西に左折すると小岩井乳業の工場があり、そのすぐ隣に、あの有名な一本桜があります。そのまま真っ直ぐ西へ向い、長山地区の林ノ沢に太子食品工業(工場見学したい方→クリック)があります。もやし用の清涼な水を求めて、ブナ林の中に工場を建てました。工場敷地内には水芭蕉が自生する、いつも森林浴の中にあるような工場です。長山から北へ針路をとり、途中アイスクリームの「松ぼっくり」に立ち寄り、雫石スキー場を左に見ながら、玄武温泉を経由して九十九(つづら)折りの坂道を上り網張温泉へ。雄大な景色をお楽しみ下さい

小岩井農場の一本桜 太子食品工業雫石工場



松ぼっくりのアイスクリーム

休憩に立ち寄る予定、お客様が絶えない人気スポット。お隣は産直「松の実」
松ぼっくり」は写真の松原久美さんが代表で、牛を飼っていて(酪農業=1次産業)、その牛乳からアイスを作り(製造業=2次産業)、お店で販売している(販売業=3次産業)ということで、農水省が推進している六次産業化(1+2+3=6)のモデル事例とのこと。このアイスクリームは本当においしいです。


アイスはおいしいネ


 ■山と牧場といで湯のまち:雫石町の紹介

 岩手県岩手郡雫石町の広さは山手線内面積の10倍で、人口1万8千人強。山があり、川があり、滝があり、湖があり、尾瀬の如き湿原があり、民営日本一の牧場:小岩井農場があり、ポプラ並木があり、田園があり、富士山麓・青木ヶ原の如き樹海があり、世界アルペンを開催した世界に知られたスキー場があり、道路の両側には数十kmにわたり花が咲き、そして12ヶ所のがあるいで湯の町です。全体が十和田・八幡平国立公園の南端に位置します。西武をはじめとする東京資本がスキー場、ホテルなどの施設を運営し、民宿もあれば公営施設、ペンション群、別荘などが立ち並ぶ一大リゾート地であって、「雫石あねっこ」という美人の産地と言われています。春は新緑と山菜、夏はウィンドサーフィンや登山、秋はたわわな味覚、きのこ、りんご、紅葉、冬は白鳥、スキー、スケート、かまくら、雪祭りと四季折々の楽しみ方がある、恵まれた観光地と言われています。ただ、スキー客は全国的に減少しており、温泉観光についても厳しさが増しています。




   
三ツ石山から岩手山の紅葉。シーズンには少し早いかもしれませんが、岩手山の紅葉は息を呑む素晴らしさ、春の桜以上です   舟原(ふなら)の紅葉。今回は寄りませんが、10月下旬の紅葉が絶景です


 網張温泉国民休暇村(雫石町)
 網張温泉に17時頃到着予定。国民休暇村のホームページ 犬倉山麓標高760mの高原にある宿 源泉掛け流しの公共の宿 小岩井農場から20分 十和田八幡平 百名山岩手山 眼下に拡がる雫石盆地 ポコポコ見える七ツ森は平成17年3月に「イーハトーブの風景地」として国の名勝指定 宮澤賢治の文学作品に数多く登場した風景群展望 七ツ森の国道46号線に面して、ローソンの向かいが澤藤隆一会長の実家です(2010年12月に取り壊し、今は更地です)


75室262人定員の大きな宿
   
白泉の湯  犬倉山から湧き出た硫黄の匂いのする温泉らしい温泉をゆっくりとお楽しみ下さい。大浴場は男湯3、女湯3、露天風呂は男湯2、女湯2、混浴1  網張温泉仙女の湯…野趣あふれるスポットですが、朝であれば入れるかもしれません。


雫石町のマスコット”しずくちゃん”
雫石牛・・・雫石自慢の味をご堪能ください。地元食材を活かした食事をお楽しみください。

 宴会 
各市町村からはそれぞれの地元の地酒やワインの差し入れがありました。おいしい食事に加え、こちらも楽しみました。
地元雫石町では町長選挙直前のため、高橋公雄副町長が来てくださいました。澤藤隆一会長の中学の1年先輩で、親しく懇親しました。
挨拶する澤藤会長 左は高橋副町長(当時) 紫波町の地酒「堀の井」を手に、先輩・後輩
(注:高橋さんは選挙後辞任されました)
 

 

 

 10月9日(土) 2日目
 9:00網張温泉出発


出発前に記念写真(写っていない人もいます)


 矢巾町
 岩手流通センター 〜 ウエストヒルズ広宮沢 〜 矢巾駅西口地域




ひまわり畑と南昌山、やはばの誇る景観です。もう満開は過ぎましたね?


奥は岩手流通センター、手前はウエストヒルズ広宮沢、上の地図と対比下さい


矢巾町広宮沢に工場がある福田パンは、盛岡周辺の人たちに愛されています。
福田パンについては ↑↑↑ 上で ↑↑↑ 紹介しました。
広宮沢の福田パン工場 これぞ福田パン


矢巾駅西口 ここにも南昌山 やはりやはばのシンボルですね。新しい家ばかりです

 
川村町長が紫波高校の創立記念式典出席中で、橘副町長が矢巾駅にお出迎え、挨拶頂きました(バスは雫石町のもの)


 岩手医科大学矢巾キャンパス見学
 学生寮も備えた矢巾キャンパスの施設見学

キャンパスモール 研究棟 食堂・図書館棟 テニスコート グラウンド
キャンパスの俯瞰図
東北で一番クレーンの林立する現場、だそうです。赤坂課長が案内してくださいました。
新潟大学に次いで国内2台目の強力磁気共鳴画像診断装置(MRI)が設置されます。
構内には薬草園や、実験動物舎なども設置されます。
本館の吹き抜けのスケールにはビックリ、岩手山が見えるように設計されています・
見学の説明を受ける 岩手医大赤坂事務課長

講義室(階段教室)
解剖実習室の見学(高価そうな器材がたくさんありました)


 矢巾町歴史民俗資料館見学
 矢巾町歴史民俗資料館は、この地で営まれてきた歴史と先祖代々育まれてきた生活文化を守り、後世に伝えていくための学習の場を提供する目的で、昭和58年9月20日に国指定史跡『徳丹城跡』に隣接したこの地に開館しました。木製冑を発見されたご当人が当時の模様から、歴史について説明して下さいました。

佐々木家 曲り家 国指定 史跡徳丹城跡 平成18年7月出土の木製冑

徳丹城/別将 15度 720ml

 『徳丹城』は、今からおよそ千二百年前の平安時代初期に築かれた律令国家最後の柵城です。何度も水害にあう志波城を移設した小規模な城です。『別将』とは、正規軍とは別の目的で編制された軍隊を率いる将校のことをいいます。日本史上では西暦七八九年を最後に実態が不明となっていました。しかし、徳丹城の発掘調査で「別将」銘の五点の墨書土器が出土したことから、九世紀初期の徳丹城に駐屯し、実在していたことがわかりました。
 矢巾町には酒造所がありません。しかし米どころです。そこで矢巾町内及びその周辺地域で、住民主導による豊かなまちづくりをめざすNPO法人「やはば協働センター」がこの貴重な矢巾町の遺産から「徳丹城 別将」という名前のお酒を企画しました。徳丹城/別将は、徳田の地で収穫されたブランド・徳田米の『どんぴしゃり』を60%に精米して使用しています。このお米は平成17年から岩手県内で作付け開始された岩手県オリジナルの新しい品種。お隣の紫波町「月の輪酒造店」に製造委託しています。この醸造所は全国的に有名な美人杜氏と日本一若い酒造り集団で有名です。この後訪問しましたので下記↓↓↓ご覧下さい。矢巾町特産品として、11月初めに川村光朗町長が初しぼりを行っている写真、東京の「ふるさと矢巾会」への初出荷などが写真入りで紹介されています→クリック なおラベルは川村町長の揮毫です。


 ■昼食…道の駅紫波「レストラン果里ん亭」 ブログはコチラ

レストラン果里ん亭 レストラン内部 ひっつみランチを頂きました
紫波高校の創立記念式典に出席後、藤原 孝町長が駆け付けてご挨拶下さいました 紫波フルーツパークワイン工場

この道の駅では、香りの強いきのこ、香茸や、まむし(蛇)も売っていました。紫波町の特産のぶどうや豊富な野菜、果物、きのこ、とにかくこの土地の豊かなことを示す様々な特産物が並べられています。おすすめです。是非足をお運び下さい。
 紫波フルーツパークワイン工場見学(道の駅紫波敷地内
 ホームページ 

 
テイスティングできます

 
ガラス越しにワイナリー見学
体験工房 ワインは売るほどあります

 大渕工業団地視察(紫波町)

 鞄喧kTKR見学(紫波町)

 ホームページ カーナビゲーション、カーオーディオ、電子交換機用パッケージ、デジタルカメラ、情報通信機器等の組立、各種プリント基板の実装を行う会社で、ハイテク産業の先端を行く ”最新鋭チップマウンター” を設備し、デジタル機器に対応できる 高密度実装 を得意としております。基板から完成品まで一貫作業にて製造し、得意先のニーズに応えております。大橋取締役工場長が説明してくれましたが、「あっ、自分のデジカメはここで作っていたのか・・・」という人もいました。

玄関 製造ライン 商品展示コーナー


 紫波中央駅前市街地開発地域見学
  紫波中央駅について紹介している「いそべさとしさんの全国中央駅めぐり・紫波中央駅編」をご覧下さい。大変分かり易いページです。

モニュメントは駅の開業した「平成10年」と掛けている 駅舎並び産直施設「紫あ波せ本舗」、駅からも入れる 2011年4月オープンの岩手県フットボールセンター

紫波中央駅前の広大な敷地に戸建住宅、役場庁舎、岩手県フットボールセンター、図書館、民間施設などを複合した総合開発「オガールプロジェクト」が進行中です。紫波の未来を創造する出発駅とフランス語で駅を意味する「Gare」(ガール)+紫波の方言で【成長】を意味する【おがる】をかけて、このエリアを出発点として、紫波が持続的に成長していく願いを込めたネーミングとのこと。この計画は市民とのワークショップなどを通じて検討が進められています。本当の意味での住民参画・公民共働が実践されているようです。詳しくは→オガールプロジェクト

 ■(有)月の輪酒造店見学(紫波町)
 紫波町にはなんとお酒の醸造所が4つもあります。吾妻嶺酒造店:
吾妻嶺、高橋酒造店:堀の井、月の輪酒造店:月の輪、広田酒造店:廣喜
 月の輪酒造店ホームページ 酒蔵見学は通常承りません。

若狭(現在の福井県)出身の横沢家4代目が酒造りを始めた1886年が月の輪の歴史の始まりとか。現蔵元(横沢家7代目)の横沢大造社長が当主と杜氏を兼ねるオーナー杜氏として酒造りの指揮を執っておりましたが、平成17年11月1日に法人化した時点で横沢裕子(ひろこ)さん:左写真が杜氏となり、新体制での酒造りをしております。現在も数々の賞に輝く月の輪の女杜氏はマスコミでも注目で、「美女がつくる美酒」として話題になっております。ホームページ中のWeblog HIROKO(今日のひとりごと)は楽しいのでご覧下さい。また、アンテナショップ「わかさや」の中のアイスクリームガーデンは米こうじをベースとしたほのかな甘さが大人気で、繁盛しているようです。Topページはアクセス毎変わり、中に裕子さんがアイスクリームを食べる姿も・・・

酒蔵「月の輪」は岩手大学とも連携しています。また、矢巾町の徳田米の『どんぴしゃり』を60%精米したお酒『徳丹城 別将』というお酒↑↑↑も製造しています。

タンクに岩大おとめ純吟という張り紙 試飲したがおいしかった 横沢大造代表取締役 わかさやという直売所でお酒のほかアイスもあり


 ■移動→盛岡駅
 17時盛岡駅着予定、解散
 盛岡駅発17時41分はやて・こまち26号--->19:42大宮駅着--->20:08東京駅着



盛岡広域8市町村のホームページはこちらです
盛岡市八幡平市雫石町葛巻町岩手町滝沢村紫波町矢巾町

在京盛岡広域産業人会に入会していない人も、入会は随時受け付けています。
お申し込み・お問合せ先
 ○盛岡市 商工観光部 企業立地雇用課 鈴木健二、村井 淳(課長)
     〒020-8530 岩手県盛岡市内丸12-2
     TEL:019-651-4111(内線3714・3715) FAX:019-604-1717  E-mail
 ○盛岡市東京事務所 佐々木 祐、中川政則(所長)
     〒100-0014 東京都千代田区永田町1-4-1
     TEL:03-3595-7101   FAX: 03-3595-7102  E-mail

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